ブラック企業からの逃げ方

転職

ブラック企業にお勤めの方

ブラック企業にお勤めの方にお知らせです。

もし、少しでも逃げたいと思っているのであれば、
ぜひ、最後まで読んでください。

あなたが思っている以上に簡単にブラック企業から逃げることができます。

 

実際に私も、正社員として努めた3社目がブラック企業で、
そこから必死の思いで逃げました。

今では代行サービスも有るようですが、
私の時はそのサービスも、お金も無かったので、
すべて自力で対応しました。

退職願、退職届、なにそれおいしいの?

退職の意思を会社に伝える方法として、退職願退職届辞表があります。

辞表は会社の経営者とか役員クラスの人、もしくは公務員が出すものなのです。

したがって一般の企業にお勤めの方は、残りの退職願退職届になります。

次に退職願ですが、こちらは会社に仕事を辞めたいとお伺いをするということです。

会社が良いですよと承認されて初めて退職となります。

寿退社や特別な事情がある時等、
会社と特に揉め事なく辞める際には願いの方が良いでしょう。

転職先が決まっている時や、ブラック企業から逃げ出す時は願いでは不適切です。

 

したがって、退職の意志が決まっている時は必ず退職届を出しましょう。

ちなみに私はこの退職届を3回出しました。

いろいろと理由をつけて辞めさせてもらえなかったのです。

 

退職届の内容

退職届には下記のようなことを記載します。

・退職届

・私事 この度、一身上の都合により来たる、〇〇年〇〇月〇〇日をもって退職致します。

・提出日の日付 自分の部署 名前 印鑑

・代表取締役の名前

上記のような事を書いて、理由などは特に記載する必要はございません。

立つ鳥跡を濁さず、上司が嫌いだとか、残業が多いだとか書く必要は無いのです。

 

日付の設定は、民法上の規定では退職日の2週間前に申し出れば良いのです。

就業規則に1ヶ月前までにと規定されていても、民法の方が効力が強いので、
損害賠償等の不利益は被ることは基本的に無いはずです。

まぁ、常識的には1ヶ月前でしょう。

ということで、私も1ヶ月の引き継ぎ期間と、
殆ど使ってなかった有給休暇の日数を計算して日付を記載しました。

すると、どういうことでしょう、ズルズル理由を付けられて伸ばされていくのです。

後から連絡が来るのも嫌なので、膨大な引き継ぎ資料を作成し、
親切丁寧に説明してもあまり分かってもらえず、
この状態では無理だと言われてズルズルしてしまいました。

そもそも、上司が私の仕事をほとんど把握しておらず、
すべて丸投げしていた事も、引き継ぎが難航した原因です。

労働基準監督署との相談  そして解決へ

会社に愛想が尽きている状態で、仕事をするのは本当に苦痛です。

精神的な苦痛からか、咳が止まらなくなってしまっていたほどです。

この時、誰も自分に話しかけることもなく、
黙々と残務処理をこなしておりました。

いつ辞められるかも分からない状況に、
労働基準監督署に相談に行ってみました。

 

労働基準監督署への相談がハードル高い

そもそも相談時間が厳しい!

労働基準監督署の営業時間が8:30から17:15で土日休みって、
ブラック企業に勤めている人からの相談に乗る気がないですよね。

もともとは仕事中でも営業だから、
そこそこ自由に出掛けられる時間が有ったのですが、
この頃は一人で出掛ける事は許されず、
必ず上司や他の人と行かないと出掛けられませんでした。

そこで、咳が止まらなかったから病院に行くと言って、
休んでついでに行くことにしました。

何か突っ込まれても良いように、診断書までお金払って貰って来ました。

相談したけど、、、

相談してみて分かったこと。

 

イメージとして、労働基準監督署に助けてと依頼すれば、
遠山の金さんとか、水戸黄門みたいに一気に解決すると思っておりました。

実際は、そうでは有りませんでした。

本当に相談に乗ってくれるだけでした。

総合労働相談員という方がいらっしゃって相談するだけ。。。

基本的に自助努力で会社と対決しないとならないそうな。

こういう方法が有りますよとか、ここで弁護士に相談できますよとか
紹介されるだけでした。

労働基準監督署 2箇所目

実は最初に行った労働基準監督署は休んで行ったので、
自分の家から最寄りの所に行きました。

すると、職場との管轄が違うと言っていたのです。

それではと、車で2時間近く掛けて職場の最寄りの労働基準監督署に行きました。

すると、たまたま相談できたのが、労働基準監督官に相談することができました。

総合労働相談員と労働基準監督官は全然違いました。

後から知った話ですが、労働基準監督官は非常に忙しく、
個々の労働問題はなかなか対応してくれないようです。

それでも、たまたま相談できたのは、
本当にラッキーでした。

そして労働基準監督官は労働基準法などの知識も全然違いましたし、
的確に対処方法を教えてくれました。

さて、ようやく仕事の辞める方法の解説ですが、
労働基準監督官のアドバイスは至ってシンプルです。

「退職届を出して1ヶ月以上が過ぎていて、
 そこに記載している退職日の日付も過ぎているのに
 辞めさせてもらえないのは問題だ。
 ただ、労働者が出勤してしまうのは、
 出社指示に応じたということに認識される。
 よって、出社しなければ良い
 当日の朝に電話して、今日から出社しませんと伝えなさい。
 文句を言ってきたら労働基準監督官の〇〇がそうしなさい
 と言ったと突っぱねなさい」

という、想像以上の方法を教えてくれました。

まさかのバックレを推奨です。

 

そして決行へ

徐々に私物を回収していき、
引き継ぎもコミュニケーションができてないので、
全部書面に残し、完成したところで決行しました。

電話を掛ける前、何度も携帯のダイヤルボタンを見つめ、
なかなか押せませんでしたが意を決してプッシュしました。

そして「今日から出社しません」と電話しました。

社会人としてどうかと思われる内容の電話ですが、
それ以上の酷い仕打ちをされてましたので後悔は有りません。

その後、社長から鬼のように電話が掛かってきて、
同様の内容を伝え、意志が固い事を改めて伝えました。

そう、あんなに辞められなかった会社が、
こうも簡単に辞められたのです。

まとめ

ブラック企業にお勤めで、退職を止められている方。

上記方法は本当に最終手段ですが、
こういう方法も有ると知っててください。

バックレというと問題のような気がしますが、
引き継ぎや退職届等、筋は通したと思っています。

あまり誇れる方法でもないですし、
お勧めはしませんが、
自殺したり体調を崩すよりは良いと僕は信じてます。

実際に咳喘息と診断された常に出続けた咳も、
この後、ピタッと止まりました。

きっと精神的な病気だったのでしょう。

こうして、僕はブラック企業から逃げ出したのでした。

 

 

 

 

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